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プロジェクト地域活性 トップページ > 月刊地域活性レポート > 第9号 地域のアイデンティティ
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第9号 地域のアイデンティティ

〜真の地域づくりのために〜

 地域づくりが しっかり継続している地域は、戦略的です。自分達のありたい姿があり、それを外部にぶつけて軌道修正をかけていきます。地域づくりを行うときに、この「地域アイデンティティ」(=自分達のありたい姿)がしっかりあるのです。今回はこの地域アイデンティティを持つ意義を見ていきたいと思います。

(事業企画部 主任プランナー 三神)

プロジェクト地域活性主任プランナー三神
 
地域アイデンティティを例えると…

 

ほつれたセーター 地域振興が必要な地域は、ほつれたセーターに似ています。皆さんはセーターであれば、下記のどちらが一番長く着ていられると思いますか?

ほつれたところにアップリケを貼る

ほつれた部分を似た色で編んで繋げる

全てをほどいてセーターを編み直す

 おそらくの「全てをほどいてセーターを編み直す」ではないでしょうか。そして、地域振興にも同じことが言えると思われます。

 それはどういうことか?具体的に見ていきたいと思います。

 
3つの地域づくりのスタイル
地域の魅力が伝わらない「アップリケ」
 
よくある例@:A町

自治体等の事業で行うモニターツアーは非常に盛り上がる地域。その時は皆一生懸命で、お客様も地元の方も大満足。いけそうだと思うのですが、事業が終了すると、元に戻ってしまい、なぜか動きがありません。

 
 これは、典型的な地域づくりが進まない例の一つです。モニターツアーではものすごく盛り上がったのに、なぜそこから発展しないのか?

 それはお客様に地域の完成された形を打ち出そうとしすぎているからです。モニターの見え方を気にして、その場でいいところをペタリと貼って見せている。だから普段は続かないのではないでしょうか。

 

※余談ですが、いいところばかり見せるモニターツアーでは、地域の課題を見過ごしてしまう危険性もあります。(「第3号 観光ニーズ調査(前編)」参照)

 
地域になじまない地域資源「似た色の糸」
 
よくある例A:B町

近年は農作物等の体験ものの人気が高いらしい。そこで、B町では特産品のメロンを活用し、収穫体験を実施。評判は上々だけど、来訪者はメロンにしか関心がないようで、実際は地域振興の効果が薄い。

 
体験メニュー これも、個人経営や事業者であれば良いのですが、地域づくりという視点ではあまり成功とは言えません。「外部から求められているから」という理由で作った体験は、地域の疑似(似た色)体験にしかなりません。地域でメロン収穫体験はしても、その先の地域の文化や生活に触れることはないのです。

 さらに、はじめは貴重なメロンで人を惹きつけることができますが、そのブームが過ぎた後(いつでも体験ができるとわかった後)、地域に残るものは何でしょうか?

 よくある例@Aでは、モニターや来訪者の目を気にしすぎていたり、意向に振り回されてしまい、「自分達がどうありたいか」を考えていなかったため、取り組みは長く続きにくいものとなっています。

 では、取り組みやその効果の長続きする地域づくりはどういうものか。それは、「地域のアイデンティティ」を確立し保つことであると言えます。

 

※尚、表面的な体験が地域に無意味だということは、「第7号 インストラクター養成」の前段にも記載しています。

 
 
地域がアイデンティティを持つということ

「自分達がやっていることが、都市部の人達にどう感じてもらえるのか。それを都市部の人達との交流で見ていきたい」

 都市農村交流の話題の時、開口一番このような事を話していた地域・C町。ここは、農村としてのアイデンティティを取り戻そうという活動の一環で、都市農村交流の可能性を探る地域であります。

 
住民の手で編んでいく地域の姿
 
例B:C町

観光振興の一環で不毛な土地となってしまった山。そこを自分達の手で豊かな土地に立て直すことで、地域の誇りを取り戻そうとしている。「観光」というよりも地域そのような取り組みに共感してくれる都市部の方との交流を望んでいる。

 
 ここの地域が上述の地域と決定的に違うのは、「都市部にこういうニーズがあるから変えよう」という姿勢ではないことです。

 以前、この土地をどのように活用すれば良いか、都市部の方々に聞いたことがありました。その時出された意見は、

「子供を遊ばせたい」

「大人もストレス発散として、何もないところでのびのびしたい」

「いるだけで癒される場所として売り出せば良い」

「競馬の馬が余生を過ごす場所」

などなど。しかしC町はそれを踏まえつつ、そこに主軸を置きませんでした。

 

自分達の山 この地域は、地域振興が必要になった原因は何なのか、何がいけなかったのかを振り返り、それを乗り越えるにはどうすれば良いかを考え、住民が地域に対しての誇りを取り戻さなければならないという結論に至りました。

 だから、住民がひとつずつ手作りで「自分達の山」を取り戻していこうと思ったのです。

「自分達は誇りを取り戻す地域づくりを行っている。だから、もし都市部の人でも共感できる人がいるなら、大歓迎。都市の人が取り組みに共感してもらうことで、地域も自信につながる。

自分達がやっていることが、都市部の人にどう感じてもらえるだろう。」

 そのように、地域の今までを全部ほどいて、もう一度地域住民の手で編み直すことを始めたのです。そして、都市との交流においても、編み直して完成された地域を見せているのではなく、編んでいる過程で、都市部の人との「協働」を図っています。

 C町は現在、地域住民をさらに巻き込みながら、都市部の方と継続的に活動を続けています。

 
 
私達が地域づくりでできること

 地域づくりにおいて、都市部のニーズに応えるだけでは疲弊してしまいます。もっと自分達のやりたいこと、守りたいものを明確にしなければなりません。

「モニターツアーで動機付けまでは出来た。その先をやるかやらないか、後は地域の責任だ。」

 本当にそうでしょうか?行政や外部の支援者等は都市との接点を提供するだけではなく、地域のアイデンティティを引き出す場を提供していかなければならないのではないでしょうか。

 地域が持つ「地域アイデンティティ(ありたい姿)」と都市部にあるニーズ。双方がお互いを活用し合い、共存共栄していってこその地域づくりではないでしょうか。そのためにはまず、地域のアイデンティティを確立することから始めなければならないのです。

 
 

 地域アイデンティティをしっかりと確立するためには、地域内での話し合いが必要不可欠です。当社では、地域アイデンティティを引き出す、効果的な地域内の話し合いの場づくりをお手伝いしています。

 
ご意見・ご感想などお待ちしております! 
 
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