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プロジェクト地域活性 トップページ > 月刊地域活性レポート > 第24号 6次産業化で地域を元気にしよう
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第24号  6次産業化で地域を元気にしよう

 〜農林水産省「田舎で働き隊!事業」

          短期派遣研修の取り組み〜

     

 はじめまして!プランナーの吉田です。東北地域の抱える重要な課題のひとつに、「活性化の担い手となる人財の確保」が挙げられると考えられます。そのため私達は、「地域の6次産業化を担う人財の育成・確保」を重要視しております。当社がコーディネートをする「東北のムラで働き隊!プロジェクト」はそのための重要なプロジェクトのひとつです。今回はその中の、短期派遣研修の事例に基づいて、その効果と可能性、今後の課題について考えていきましょう。

(事業企画部 プランナー 吉田)

吉田
 
地域の6次産業化は何故必要なのか?
 私は車で地域に移動中に、視界の中で段々と解放されていく景色が大好きです。現地に行く度に、その地域ならではの自然や伝統、人の温かさ等、改めて東北地域の持つ魅力をたくさん実感することができます。

 一方、現実の眼鏡をかけてみると、冒頭で述べたような課題を解決する必要性や、それらを解決しようとする様々な人、または取り組みが見えてきます。

 その解決策や取り組みのひとつとして、地域の6次産業化が挙げられます。地域の6次産業化とは、地域の1次(生産)2次(加工)3次(販売・観光・飲食等)産業のそれぞれが、互いの強みを活かしながら連携を行い(農商工連携等)、付加価値を高めていく等の取り組みです。実際に相互が連携することによって、農産物等の加工品の開発や直売所・農家レストランの開設、グリーン・ツーリズムなど、資源の「付加価値」の向上や販路拡大等に向けた取り組みが各地で行われています。
 
【地域の6次産業化の考え方】
 
 

 私達は、東北地域の資源の大きな強みとは「1次産業(農林水産資源)」や「観光資源」だと考えております。しかし現在の農山漁村では、これらの資源に、更に「付加価値」を高めていくことが求められています。なぜなら、資源に「付加価値」を高め切れないまま、首都圏等に供給している現状があると、いくら生産者が手間暇をかけ愛情を込めた農産物があっても、それらに比例した利益をなかなか得ることが難しいと考えられるからです。よって地域の6次産業化を実践することで、資源の「付加価値」を高め、ブランド化をしていくことが東北地域の最重要課題と考えられます。

 地域の6次産業化の実践は、農林水産業のみでなく、食品加工や観光業、その他様々な異業種が連携することであり、地域産業への波及効果が期待されます。そのことによって、新たな産業の創造や雇用の創出が導かれ、農山漁村の活性化に、効果的に繋がっていくと考えられるのです。
 
 
東北のムラで働き隊!プロジェクト
1.短期派遣研修とは?

 私達が取り組む「東北のムラで働き隊!プロジェクト」では、東北地域の農山漁村から仙台圏に集中した、また首都圏に流出した人材を農山漁村の産業づくり・地域づくりを担う「人財」として育成、確保することを目的としています。

 その第1歩として位置付けている短期派遣研修では、都市部在住の研修生を農山漁村に派遣し、交流、または段階的にUIターンさせるためのきっかけづくりを行っています。
 
 
 しかし「きっかけづくり」と言えども、単に農作業等の体験になってしまっては、「活性化の担い手となる人財の確保」には繋がりにくいものとなります。よって、私達は研修生が6次産業化の視点を取り入れるきっかけとなる研修にしたいと考え、下記のことにポイントを置きながら、このプロジェクトを進めていきました。
 
 
<研修実施のポイント>
 
(1)受入先選定
・地域の6次産業化に力を入れている受入先、または地域を選定する。
 
(2)研修生選定
・単に田舎暮らしをしたい人ではなく、グリーンツーリズムや地域活性、農業であれば加工や販売の分野まで興味がある人等を選定する。
 
(3)研修プログラム作成
・それぞれの受入先と事前に打ち合わせを行い、農商工いずれかの分野での研修に軸足を置きながら、他の分野、または地域全体の取り組み等も体験できるようなプログラムを作成する。
 
(4)マッチング
・事前の研修生の希望に基づき、面談を行い、参加目的や研修に期待すること等を明確にし、受入先のニーズを踏まえながらマッチングを行う。
 
(5)研修生への意識付け
・初日オリエンテーション等を活用し、お客さんとしてではなく、提案等があれば積極的に発言しながら「働き手」として研修に参加して欲しいという心得を伝える。
 
(6)成果報告会
・全研修終了後にそれぞれの地域の研修生が集まり、研修で得たこと、学んだことを共有できる成果報告会を実施する。また、受入先や地域に対して、新しい提案やアイディアがあれば積極的に発表してもらう。
 
2.短期派遣研修の取組み事例
  平成21年3月に実施された短期派遣研修(2泊3日〜9泊10日)は、下記の7つの受入先で実施され、全体で45名の研修生が参加しました。
 
受入地区
主な研修内容
青森県浅虫温泉地区 漁業実習〜流通から販売まで〜
岩手県遠野市 地域づくり活動実習
秋田県湯沢市 酪農畜産実習
宮城県石巻市・登米市 「道の駅」業務実習
山形県高畠町 有機農業体験
福島県喜多方市 新規就農に向けた農業実習
福島県会津坂下町

農業・事務系職種も含め6つの受入先で研修を実施

 
 
 短期間の研修ということで、学生が全体の約5割を占め、若者の農山漁村での仕事・地域づくり等の興味関心の高まりが窺えました。
 
 
<取り組み事例>
 
(1)研修生Aさん・・・就農準備中の30代男性
 
受入先

宮城県石巻市・登米市(石巻市内の花き農家さん)

研修内容 菊の収穫、または道の駅の産直との連携による菊栽培の可能性を学ぶ
良かった点

田舎で働き隊!研修生・今まで学んできた農業とまったく違う農業を学ぶことができ、今後の自分の選択肢が増えた。

・今後の、自らの農業に活かせる新しい知見を得ることができた。

・成果報告に参加し、他者の意見を聞くことで、農業の視点でしか就農を考えてこなかったけれども、商・工の視点を持つきっかけとなった。
 
(2)研修生Bさん・・・地域活性に関わる仕事を志す大学生
 
受入先

福島県会津坂下町(町の温泉保養施設)

研修内容 地域の人がよく利用する公共サービス施設で働きながら、地域の人々との交流を学ぶ
良かった点

・地域活性を実現するために活動して田舎で働き隊!研修生いる人たちの話を聞くことができ、今後の進路決定に活かせる考え方を得た。

・研修生同士の仲が深まり、意見交換を円滑にすることができた。

・田舎でますます働きたくなった。

※会津坂下町の研修では参加者7名全員で自炊をしながら、同じ研修施設に宿泊しました。また、初日のオリエンテーションでは、全員でそば打ち体験をするなど、研修生同士の交流がし易い研修となりました。

 
 

事例から見えてくる成果の検証

 各地域のプログラムに地域の6次産業化の要素を取り入れることで、事例からもわかるように研修生は、地域の仕事を学びながら地域の6次産業化についても考えるきっかけを得たのではないかと思います。

 また、成果報告会は、全く違う地域で研修を受けた参加者の意見を聞く場であり、地域の6次産業化を考えるための新たな視点を得るきっかけとして、大きな役割を果たすものとなりました。

 また、本研修は、期間の短さから、農山漁村の仕事やまちづくり等に興味がある学生が気軽に参加することができ、これから就職を考える学生にとって、UIターンや農山漁村への定住が、より具体的な選択肢として浮かび上がったのではないかと考えられます。

 更に本研修は受入先にとっても、地域の6次産業への新たなアイディアを得るきっかけとなり、新たなビジネスに繋がるということも十分に考えられます。そして受入先となった地域は、今後受入を希望する地域に対して、外部の人財を受入れ、活用する先進的なモデル地域としての機能を果たしていくのではないかと考えられます。
 
 

短期派遣研修の課題と今後の取り組み

1.研修生の声から導かれる課題
 短期派遣研修を通して、前段に挙げたような様々な成果を得ることができました。一方下記のような新たな課題も導くことができました。

 まず、成果報告会を通して、「もっと受入先の外に出て現地の人との交流が欲しかった」などという声もあり、プログラム作成にあたっては、短期間であっても地域の人と直接交流できる場を多く設けるなど、より研修生に6次産業化について考えてもらえるような創意工夫が必要であると感じました。

 また、研修生から「期間が短く学びきれなかった」、「UIターンや定住を考えており参加したが、短期間の研修では具体的な計画まで立てられず、行動には踏み切れない」等の声があり、受入先からも「仕事の本当の厳しさ、または魅力は伝えきれない」等期間の短さから出る不満の声がありました

 しかしこれらの経験は、研修生、受入先にとってもっと学びたい」「もっと伝えたい」という意欲を湧かせる良い機会ではないかと考えます。

 

2.長期実践研修
 上記のようなニーズに応えるために、私達は平成21年度から、より就業に近い半年以上の長期実践研修のプロジェクトを開始しています。このプロジェクトにより、短期派遣研修に参加した研修生、受入先双方とも、これらの課題を解決し、UIターンを実現するための、きっかけを得られるのではないかと考えます。
 

  私達は短期派遣研修で得られた成果と課題を踏まえ、長期実践研修に取り組んでいきます。その中で、より良い人財を育成し、地域の元気の源を引き出せる研修をコーディネートしていくことを目指しています。東北のムラで働き隊!プロジェクトの継続的な取り組みが、地域の6次産業化、UIターンへの好循環を生み出す大きな役割として機能できるように、あなたの住んでいる地域の魅力を私達に教えて下さい!次の一歩を一緒に踏み出しましょう!!

 
ご意見・ご感想などお待ちしております! 
 
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